<イブニングセミナー~生活習慣病セミナー~>
17:45~18:30
|
メディカルチェック (血糖・血圧・身長・体重・腹囲測定【希望者のみ】) |
18:30~20:00 |
『当院での生活習慣病予防に対する取り組み』 |
内科(糖尿病専門医) 横溝 久 |
|
『民間療法「飲んでいるそれは大丈夫!?」』 |
|
薬剤科薬剤師 久保田 政二郎 |
|
『生活習慣病と心臓病』 |
|
内科循環器内科部長 桑田 孝一 |
■メディカルチェック
希望者にはメディカルチェック(血糖・血圧・身長・体重・腹囲測定)を行いました。メディカルチェックを受けた方からは、「血糖や血圧がやや高いとわかり、食事など生活習慣に気をつけようという気持ちになった」という声が聴かれました。
■講演
『当院での生活習慣病予防に対する取り組み』 内科(糖尿病専門医) 横溝 久
横溝医師は、実際に当院で行っている生活習慣病予防について講演しました。
糖尿病は様々な合併症を引き起こすので、合併症を防ぐことが大切だと話しました。そして血糖値を早い段階からコントロールすることが、5年後や10年後に糖尿病の進行を遅らせることに繋がると説明しました。
『民間療法「飲んでいるそれは大丈夫!?」』 薬剤科薬剤師 久保田 政二郎
久保田薬剤師は、サプリメントや病院で処方される薬について講演しました。
健康のために飲んでいるサプリメントも飲み続けると副作用がでたり、体の負担になる可能性があることや、サプリメントと病院で処方される薬の違いについて実例を使用し紹介しました。
サプリメントは予防のために使用し、病院で処方される薬は治療のために使用するという薬のすみ分けがあるという説明にみなさん納得されたようでした。
『生活習慣病と心臓病』 内科循環器内科部長 桑田 孝一
桑田医師は、主に糖尿病と心筋梗塞の関係について講演しました。
糖尿病の方は、糖尿病でない方よりも心筋梗塞になる確率が3倍になるということや、糖尿病の方は胸痛に気づきにくいこともあり、糖尿病でない方よりもリスクがあると話しました。そのため、心筋梗塞を発症しないようにすることが大切であり、生活習慣に気をつけることが予防に繋がるとのことでした。
■その他
生活習慣について見直すきっかけになるように、筑豊糖尿病療養指導士などで構成した糖尿病チームで「生活習慣病予防カルタ」を作成し、イブニングセミナーに参加された方に、どのカルタの標語が良いか投票していただきました。
最優秀カルタに「糖を なめるな! 甘くない!」が選ばれました。
参加者は、カルタを通して、生活習慣病予防に役立つ知識を楽しく学ぶことができたようです。
今後も、様々な疾病の危険要因となり得る生活習慣の改善に向けて、より分かりやすくアドバイスし、仕事帰りに気軽に立ち寄れるようなセミナーを継続していきたいと思います。