診療内容等 主な対象疾患等 外来診療担当医表 スタッフ紹介
診療内容等
眼科は常勤医師1人、非常勤医師3人で診療しています。
高血圧や糖尿病などの全身疾患を合併した患者さんは、他科と密に連携し、治療しています。
また、最新診療の提供とバリアフリー化を推進しています。
糖尿病網膜症や緑内障などに有用な光干渉断層計(眼底を立体的に撮影、造影剤を使わずに眼底の血流を描写)、白内障などに有用なウェーブフロントアナライザー(見え方を疑似表現)等々の最新機器を用いて、より正確に診断できるようになりました。
診察室を改装し、眼科用車いすを導入しました。体の不自由な方も、効率よく安全に移動し、楽な姿勢で診察を受けることができます。
手術を受けられる方は、原則として入院が可能です。持病のある方、体の不自由な方、高齢な方も、安心して手術を受けられる入院環境を整えています。
主な対象疾患等
眼科の代表的な疾患として、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症と白内障などがあります。
緑内障は、わが国の失明原因として最も多い疾患です。40歳以上から徐々に増え、20人に1人が緑内障の患者さんと言われています。緑内障は、目から得られた情報を脳に伝える視神経が障害され、見える範囲が狭くなる病気です。緑内障の多くは進行がとても遅く症状を自覚しにくいので、治療開始時期が遅れ重症化しやすい病気です。最近多くの点眼薬と低侵襲な手術方法が開発され、早期に治療を始めれば、多くの患者さんは進行を抑えることは可能です。症状がない場合でも40歳以上の方は、定期的な眼科受診をお勧めします。
糖尿病網膜症は、糖尿病患者さんの約15%に認められ、失明原因の第2位です。糖尿病網膜症は、糖尿病のため網膜(カメラでいえばフィルムの働き)の血管が障害される病気です。初期は、自覚症状がありません。早期に治療を行えば、負担が少ない治療法で視機能を保てることが多い病気です。糖尿病の患者さんは、定期的な眼科受診が不可欠です。
加齢黄斑変性症は、近年急増している病気で、失明原因の第4位です。加齢黄斑変性症は、見るために最も重要である黄斑が障害される病気です。視力が低下する以外に、ゆがんで見える、中心が暗くなるなどの症状を自覚します。加齢黄斑変性症は、網膜が萎縮する萎縮型と異常な血管を生じる滲出型があります。萎縮型は残念ながら治療法はありませんが、滲出型は薬物療法などで視力が改善することも少なくありません。
白内障で失明される方は近年少なくなりましたが、高齢者の視力低下の原因としては今でも最も多い病気です。白内障は、水晶体(カメラでいえばレンズの働き)が濁る病気です。視力が低下する以外に、かすんで見える、まぶしく感じるなどの症状があります。初期段階では進行を抑える目的で点眼薬を処方しますが、水晶体の濁りがなくなり透明に戻るわけではありません。進行した白内障は、手術を行う必要があります。濁った水晶体を取り除き、人工水晶体(眼内レンズ)を挿入します。
手術治療では白内障手術が主ですが、緑内障手術や網膜疾患に対する網膜光凝固術・抗VEGF硝子体注射・硝子体手術も行っています。
月曜日から金曜日まで外来診療を行っています。常勤医は1人ですが、緑内障、糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症などの網膜疾患のエキスパート医師(九州大学)に診療を受けることも可能です。
眼科診療をとおして、みなさんの人生の質が向上するように、スタッフ一同微力ながら尽力して参ります。
目に関して、気になることがありましたら、まずは気軽に受診してください。
<実施予定一覧>
硝子体手術 |
水晶体再建術(白内障手術) |
緑内障手術 |
網膜光凝固術(網膜剥離手術) |
斜視手術 |
抗VEGF硝子体注射 |
外来診療担当医表
診療科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
眼科 | 新患・再来 | 永戸
天 | 永戸
天
塩瀬 聡美(九大) | 永戸
天
福田 洋輔(九大) | 永戸
天 | 永戸
天 |
スタッフ紹介
永戸 天(ながと たかし) 部長 平成5年卒
[主な所属学会及び取得資格]
日本眼科学会専門医
日本白内障屈折矯正手術学会
日本眼科手術学会
[ひとこと]
田川地区の眼科医療に微力ながら貢献したいと思います。