総合医学会 第3回例会
総合医学会第3回例会では、平成29年度のテーマ『地域包括ケアシステムについて』に基づき、診療部門が発表しました。
テーマ
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発表部署
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「地域包括ケア病棟における外科診療の現状」
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外科
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「地域包括ケア病棟~整形外科の現状~」
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整形外科
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「循環器疾患と地域包括ケア」
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循環器内科
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「腎領域における地域包括ケアの取り組み」
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腎臓内科
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「地域連携における糖尿病専門医の役割」
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糖尿病内分泌内科
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「大腸腫瘍の内視鏡治療~施工数と紹介率の推移~」
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消化器内科
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「田川地域介護施設での在宅医療の推進
~地域包括ケアの取組について~」
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緩和ケア内科
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第3回例会では診療部門が地域包括ケア病棟の現状や、地域包括ケアシステムの構築に向けた活動などを発表しました。
例えば、腎臓内科の「腎領域における地域包括ケアの取り組み」では、透析患者を減らすため、CKD(慢性腎臓病)の早期発見・治療を目的とした、透析の回避・予防の体制状況の説明がありました。また、住民教育や田川住民のCKDを認識するきっかけ、生活習慣病治療の質の向上を目的に、田川保健福祉事務所と連携して構築した田川CKD・糖尿病予防連携システムについて紹介しました。この連携システムにより、CKD新規紹介目標数を100人として今後取り組むとのことでした。そして、血液透析よりも身体的負担が小さい腹膜透析の推進について、介護施設が腹膜透析を行っている方を受け入れられるように、勉強会等を実施していることなど、連携強化のための取組について発表しました。