看護師の特定行為について
特定行為とは
看護師の「特定行為」とは、医師の指示に基づいて作成した手順書に沿って、看護師が行う診療の補助行為のことです。
この行為は、特定行為研修を修了し、専門的な知識・技術を身に着けた看護師が実践することができます。看護師による「特定行為」を実施する
メリットは、常に患者さんのそばにいる看護師が、医療チームの一員として患者さんの状態に応じた適切な医療を、迅速かつタイムリーに提供できることです。また、患者さんや家族の立場に寄り添った説明ができ、「治療」と「生活」の両面から支援することができます。
特定行為の詳細は、厚生労働省のホームページをご確認ください。
看護師による特定行為の包括同意についてのお願い
当院では、特定行為研修を修了した看護師が医師の指示に基づいて特定行為を実施しています。患者さんから、特別な申し出がない限り、包括同意(この文章によって同意)として、ご了承いただいたものと判断させていただきます。
また、同意をいただけない場合であっても、治療および看護上の不利益を被ることはありません。特定行為看護師に関するご意見やご質問がありましたら、当院の
医療支援センター(TEL:
0947-46-5213)にお尋ねください。
特定行為区分 | 特定行為 |
栄養および水分管理に係る薬剤投与関連 | 脱水症状に対する輸液による補正 |
” | 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 |
血糖コントロールに係る薬剤投与関連 | インスリンの投与量の調整 |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 |
ろう孔管理関連 | 胃ろうカテーテルもしくは腸ろうカレーテルまたは胃ろうボタンの交換 |
創傷管理関連 | 褥瘡または慢性創傷の治癒における血流のない壊死組織の除去 |