平成27年度 総合医学会総会を開催しました 医療の質(3月5日)

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総合医学会 総会

平成27年度テーマ『医療の質を測り、改善しよう』

 

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平成27年度総合医学会は、「医療の質」をメインテーマとして取り上げ、部門を横断して全職員で学び、取り組むことで、医療の質の向上に一歩前進することができました。

 

今年度の集大成となる総会では、第2回例会で行った各診療科・部門の研究発表をベースに、更に考察を深めた結果及び新たな課題に取り組んだ結果について8診療科、9部門が発表を行いました。

 

 各診療科では、当院の診療プロセスの現状をガイドラインや他院の状況と比較して評価し、診療の質の保持、改善策について研究を行いました。

 診療の質の評価結果としては、当院は概ねガイドラインに沿った診療が行われている、又は、ガイドライン以上の質を保持する診療があることが確認されました。一方で、ガイドラインに沿って診療の見直しを行うことにより、質の改善が見込まれる事例もありました。いずれにしても、クリニカルパスの適用・分析、チーム医療の推進、システム化等により、今後更に質の改善が図られる可能性が示されました。

 

 各部門では、看護、検査、処置等の各専門分野において、現状確認をし、問題点を洗い出して評価を行い、質の改善に向けた具体的な方策についての研究を行いました。

 その結果、患者さんへの負担・ストレス軽減、各種患者指導実施率の向上、チーム医療の推進、退院支援・退院後フォローなど、改善を図ることのできる様々な課題が確認されました。手法の変更・効率化、院内の連携強化等により改善が図られた部門があり、一方で今後の取り組みにより改善を図ることを目標とした部門もありました。

 

 総合医学会は、平成28年度も引き続き「医療の質」をメインテーマとして掲げ、医療の質の更なる向上を目指して歩みを進めます。

 

 

【内容】

 

 

開会あいさつ  総合医学会準備委員会委員長

 

診療の質の評価を中心に(第1部)

 「透析導入患者に虚血性心疾患を評価できているか」   腎臓内科

 「当院における Door to balloon time の検討」   循環器内科

 「医療の質を測り改善しよう」   消化器内科

 「小児科における肺炎・気管支炎の入院加療について」   小児科 

 「当院における「医療の質」改善~大腸癌に対する腹腔鏡下大腸切除術における当科の取り組み~」   外科

 「大腿骨近位端骨折における手術待機期間と合併症の発生率」   整形外科

 「経尿道的膀胱腫瘍切除術における、術後尿道留置カテーテルに関する検討」   泌尿器科

 「産後食の制限は乳腺炎予防に寄与するのか」   産婦人科

 

診療の質の評価を中心に(第2部)

 「当院における退院支援の取り組み

 ~現状報告と多職種協働での退院支援へ向けた取組みについて~」   看護部 医療連携室

 「薬剤管理指導実施率の調査」   薬剤科

 「腰椎MRIに対する検査時のストレス軽減に向けた試み」   放射線技術科 

 「医療の質の向上」   臨床検査技術科 

 「リハビリ早期介入に向けた取り組みについて」   リハビリテーション技術科

 「穿刺ミスの現状把握とその対策」   MEセンター

 「入院栄養食事指導実施率分析」   栄養管理科

 「再入院に係る調査で見る医療の質」   診療情報管理室

 

総 評   病院事業管理者 

閉会あいさつ   病院長 

 

 

 

委員長あいさつ  講演の様子

 

講演の様子  講演の様子


 

 

 

 

 

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