平成27年度 緩和ケア研修会を開催しました(6月13日・14日)

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平成27年6月13日(土)、14日(日)の2日間にわたり緩和ケア研修会を開催しました。

本研修会は「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開催指針」(厚生労働省健康局通知)に準拠した、福岡県単位型緩和ケア研修会です。

研修では、緩和ケアへの知識を深めるため、講義や実習(ワークショップやロールプレイ)を行っています。

講師には、福岡市民病院の是永大輔副院長や済生会飯塚嘉穂病院の土田治先生、国立病院機構小倉医療センターの執行正倫先生にご協力いただき、医師をはじめ14人の受講者が研修に取り組みました

研修内容としては、1日目に緩和ケア概論、がん性疼痛の評価と治療、がん性疼痛事例検討、オピオイドを開始するときを行い、2日目に呼吸困難、消化器症状、精神症状、コミュニケーション、地域連携と治療・療養の場の選択などを行いました。

研修の内容を一部紹介しますと、「がん性疼痛事例検討」では、グループワークで発表者、司会、書記の役割に分かれて、疼痛評価や疼痛治療についての検討や発表をしました。具体的な症例をもとに、各自意見を出し合い治療の方針や治療方法、疼痛評価などを考えました。「コミュニケーション」では、医師役、患者役、観察者役になり、診療のシミュレーション(患者への悪い知らせの伝え方)を行いました。患者役を体験することで、患者さんのおかれている状況や気持ちを理解し、コミュニケーションの重要性を学びました。その後、がん医療におけるコミュニケーション技術についての講義でロールプレイで感じたことなどを振り返りました。「地域連携と治療・療養の場の選択」では、在宅緩和ケアを行っている河村副院長が患者さんやその家族の希望を尊重できるように、地域での連携が大切だということを話し、グループで意見を出し合いました。

 

 

受講した医師は、「これまで先輩医師の指導や実臨床での経験をもとに、緩和ケアに携わってきたが、この研修で改めて知識の整理ができた。明日からの診療に役立てたい。」と話していました。

 

 

研修会の様子を写真でご覧ください。 

  
  ワークショップの様子
   ▲「がん性疼痛事例検討」のグループワークの様子

 

ロールプレイングの様子

  ▲「コミュニケーション」でのロールプレイの様子


  講義の様子 
  ▲「コミュニケーション」の講義の様子

  

  

       
  講義の様子

▲「地域連携と治療・療養の場の選択」の講義の様子


 
  参加者・協力者の集合写真
    今回も有意義な研修会となりました。

   研修おつかれさまでした!

  
 

 

 

 

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