平成26年度 いのちをいただいて、つないでいくことの講演会を開催しました(2月24日)

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講演会の様子

 

 

「 命がけで育てていますか ? 

   子育てと仕事は両立できないのではなく

   しなければならない  そうでなければ・・・ 」

 

 

 

 平成27224日に「いのちをいただいて、つないでいくこと」をテーマに内田産婦人科の助産師であり思春期保健相談士の内田美智子先生に講演していただきました。今回は、仕事と子育てをがんばっている方に向けて講演していただきました。

 講演会には、89人が参加し、院外からも看護師だけでなく、保育士や教師など23人の参加がありました。

 

 

内田先生

演題 「いのちをいただいて、つないでいくこと

                ~仕事に子育てに頑張るあなたへのメッセージ~」     

    

講師 内田産婦人科 助産師・思春期保健相談士

       内田 美智子 先生

 

 

 

 

「子育てと仕事は両立できないのではなく しなければならない そうでなければどちらかを諦めてください・・・」先生のこの言葉は、仕事で忙しいからという言い訳は、子育てには通用しないということを意味しています。しかし、先生は、今回の講演で、両立するために無理をしたり、諦めることではなく、今からできることを教えてくださいました。

 

 内田先生は、講演の最初に子どもを産んだお母さんたちの声を紹介し、妊娠することや生命の誕生は奇跡なのだということを話しました。そのことを一人ひとりが改めて実感した後、内田先生は、「そんな奇跡である子どもに愛情を伝えられているでしょうか」と問いかけました。

 仕事で忙しくて、子どもと向き合えていないかも、愛情を伝えられていないかもと思った方へ。内田先生から子どもに愛情を伝え、笑顔にするための「子どもの笑顔のために誰でもできる10か条よ、お母さん!」を教えていただきましたので、ご紹介します。

子どもの笑顔のために誰でもできる10か条

 

 10か条を見てみると「食」に関することが半分を占めています。「食」は子どもと向き合う際にとても重要なものであり、ひと工夫できるものだということがわかります。内田先生は、思春期保健相談士として多くの子どもと接して来られたそうです。助産師ということもあり、生教育や性教育をする中で、自分を大切にしない子どもは愛されていることを感じておらず「冷たいご飯しか食べさせてもらえなかった」「お母さんからご飯を作ってもらっていない」と話したそうです。子どもは「食」を通じて愛情を感じているのです。

 子どもに冷めたご飯を食べさせていませんか。買ったお弁当をそのまま出していませんか。どんなに忙しくても温かい食べ物を食べさせてあげてください。1品は手作りしてください。匂いも、食べ物も、食卓も記憶として残ります。子どもたちに残った記憶は生きる力になります。次の世代へ繋がっていきます。子どもは抱きしめられた時に感じる母の匂いや、仕事で忙しくてもご飯を作ってくれたこと、楽しい食卓をいつまでも覚えています。これらの言葉は、仕事で忙しいお母さん達の心に響きました。

 

 内田先生は、「子育てと仕事は両立しなければならない」と話していますが、完璧にという意味ではなく、「忙しい時には堂々とお弁当を買って子どもに食べさせてください。でもそのまま出すのではなく、子どもの食器にうつしてください」と子どもに愛情を伝えるために少しの工夫をすることを進めています。

 子育てに仕事に頑張っているお母さん、ぜひ、「子どもの笑顔のために誰でもできる10か条よ、お母さん!」を実践してみてください。

 

 

 

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