平成26年7月31日、「総合医学会 例会」を開催しました。
当院では、全職員が1年間にわたり部門横断的に学ぶことを目的に総合医学会を開催しており、今年度のテーマは『田川地域住民のための救急医療』です。
今回の例会では、BLS(一次救命処置)実習及び中津市民病院の岸原文明先生をお招きして特別講演を行っていただきました。
■講師
特別講演「中津市民病院救急医療の現状と問題点」
中津市民病院
診療部長兼主任外科部長兼小児外科部長
岸原 文明 先生
■BLS実習の様子
心肺蘇生法やAEDを使用した実習を行いました。
参加者は、手順に沿って行うだけでなく、呼吸確認を10秒かけて慎重に行うなど、本番さながらに緊張感を持って行っていました。
■特別講演の様子
岸原文明先生からは、中津市民病院の救急患者数や救急搬送件数などを使用して、中津市民病院の救急医療の現状を具体的に説明していただきました。
救急外来への各部署の関わり方では、事務部や臨床検査部、放射線部、薬剤部などが、現在どのような体制で実働しているのか、また、看護師体制の問題点などを話していただきました。
中津市民病院がどのようにして、地域完結型医療の成功例として取り上げられるようになったのか、実際に取り組まれたことやその背景などを知ることができました。