整形外科は、常勤医師4人、非常勤医師3人で診療しています。外傷は骨折、軟部組織損傷があり、骨折治療は骨折のタイプに応じ強固な固定を行い、早期リハビリによる社会復帰を目標としています。特に高齢者に多く発症する大腿骨近位部骨折も年間80例実施しています。また積極的に学会や研修会に参加し、最新の治療法を行えるように取り組んでおります。慢性疾患は関節外科を中心に、膝半月板損傷や変形性膝関節症に対する関節鏡治療を年間約70~80例行っています。また、加齢に伴う関節変形に対し、人工膝関節や人工股関節置換術も年間約70例行い、高齢者の日常生活の改善に役立っています。その他、外反母趾の手術と良性腫瘍の摘出も多数行っています。
今後ますます高齢化の進んでいく田川市郡において骨粗鬆症性骨折(大腿骨近位部、脊椎、橈骨遠位など)が増加していくと考えられます。骨折予防のため骨粗鬆症治療にも重点を置き、骨粗鬆症性骨折を起こした方を早期に加療し受傷前の生活スタイルに戻れるよう地域医療施設や介護施設とも連携しながらスムーズに地域連携が図れるような体制をつくれるようにしていきたいと考えております。
矢部 恵士(やべ けいし) 医員 平成30年卒
[主な所属学会及び取得資格]
日本整形外科学会専門医
西日本整形・災害外科学会
日本手外科学会
[ひとこと]
地域の方々に安心できる医療を提供出来るよう頑張ります。