病院長あいさつ

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病院長 荒木優

    荒木優

 みなさま、こんにちは。

 令和7年4月より田川市立病院の院長を拝命いたしました、荒木と申します。これまで副院長として、また、循環器内科医として、令和4年10月より当院で診療に従事してまいりました。今後は、地域の皆さまに信頼される病院づくりに、より一層尽力してまいります。

 田川市立病院は、JR田川伊田駅から北西に約3km、高台に位置する見晴らしの良い場所にあり、主に田川市・田川郡を含む田川医療圏の医療を担う公立病院です。診療科は内科系では循環器、消化器、腎臓の臓器別のチームと総合診療科のチーム、外科系では一般外科、整形外科、泌尿器科、産婦人科チームが主となり入院を担当します。他にも小児科、形成外科、皮膚科、眼科、麻酔科、放射線科、歯科・歯科口腔外科も常勤医が在籍しています。外来についてはこれらの診療科のほか、非常勤医が対応しており、入院加療が必要な患者さんは迅速に常勤医と連携して方針を決定します。

 こうした外来・入院・救急対応といった総合病院としての機能に加え、第2種感染症指定医療機関として新型コロナウイルス感染症にも対応してまいりました。また、災害拠点病院としての役割も果たすべく、職員全員が日頃から研修や訓練を重ね、災害時に備えています。当院では、病気の予防や健康意識の向上にも力を入れており、地域の皆さま向けの健康講座や、医療従事者向けのオープンカンファレンスを定期的に開催しています。また令和5年4月に田川地区で初の緩和ケアセンターを開設し、入院による緩和ケアを受けられるようになり、開設以降、利用される患者さんやご家族から高い評価をいただいております。

 現在、日本全体で人口減少や地域医療の偏在といった課題が深刻化しています。特に地方では、限られた医療資源を有効に活用し、持続可能な体制を築くことが求められています。田川医療圏においては、夜間・休日の急患対応を輪番制で行っており、必ずしも普段かかっておられる病院に搬送されるとは限らない現状があります。仮に夜間や休日に緊急的に日頃かかりつけの病院以外に入院された場合は、病状が許せば病院同士で連携して平日日勤帯に転院の手配を致します。また当院は令和5年8月に紹介受診重点医療機関の指定を受けました。これは、軽症の患者さんや状態が安定した患者さんは地域のかかりつけ医が診療し、重症や専門的治療が必要な患者さんを総合病院が受け持つという、医療機能分担を目的とした制度です。病気にかかったとき、まずは診療所を受診して紹介状を作成していただき、当院へ来院していただくことを原則としております。
 このような体制の中で、時にはご不便をおかけすることもあるかもしれませんが、私たちは常に「患者さん」「地域」「病院」がともに支え合い、前向きに進んでいける医療を目指して努力を続けてまいります。
 今後とも、田川市立病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

            
 

 



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