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臨床検査科

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臨床検査科

 

 

科長 桑田 孝一

 

特徴


 

臨床検査科の基本理念


"正確かつ迅速な検査を"
 臨床検査科では基本理念に基づき、高い精度と正確かつ迅速な検査データの提供に日々努めています。また夜間・休日の緊急検査にも対応するため、24時間体制で365日検査を行っています。

 

 

 当院では大きく分けて、患者さんから得られた検査材料(血液や尿、組織など)の分析・測定を行う検体検査部門と、患者さんの体の機能を直接検査する生理検査部門があります。検体検査の一部は業務委託し、病院臨床検査技師による生理検査等の充実を図っています。また院内感染対策チーム(ICT)や栄養サポートチーム(NST)などチーム医療への参加や、糖尿病教室も行っています。

 

 

【スタッフ】

 

 ●医師(科長) 1人、臨床検査技師 18人 (病院職員 14人、委託職員 4人)

 ●認定資格

   日本臨床細胞検査士 4人

   国際細胞検査士 2人

   超音波検査士(消化器) 4人

            (循環器) 1人

   認定心電検査技師 1人

   緊急臨床検査士 1人

   認定救急検査技師 1人

   心臓リハビリテーション指導士 1人

   呼吸療法認定士 1人

   特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 3人

   有機溶剤作業主任者 2人

   医療関係機関等を対象にした特別管理産業廃棄物管理責任者 2人 

   

 

主な業務内容


 

<検体検査>

 

生化学検査

 血液や尿などを自動分析装置を用いて測定します。肝機能や腎機能、糖代謝や免疫、感染症、また腫瘍マーカーやホルモンなど、多くの項目を検査しています。

 

■血液検査
 血液中の白血球や赤血球、血小板の数を測定し、貧血や感染症などを調べたり、顕微鏡で形態を観察し、白血病などの血液疾患を調べます。また出血傾向などの凝固異常や、血栓予防のための抗凝固療法のコントロールとしての検査も行います。


■一般検査
 尿の成分分析や、尿中細胞を顕微鏡で観察して、腎臓や尿路の異常を調べます。また便潜血検査では大腸がんの早期発見に努めています。その他腹水や胸水など、いろいろな材料を検査しています。

検体検査

 

<生理機能検査>

 

■心電図検査

 心臓は全身に血液を送り出すために、ポンプのように収縮と拡張を繰り返しますが、この時微弱な活動電流が発生します。手足と胸に電極を付け、この電流を波形として記録します。痛みを伴うことはありません。不整脈や虚血性疾患(心筋梗塞や狭心症)などの診断に有用です。また運動して心臓に負荷をかけたり、24時間続けて記録したりと、安静状態では分からない心臓の変化も調べています。


呼吸機能検査
 肺の容量や換気の機能を調べます。喘息などの肺疾患を見分けたり、手術前検査として行うこともあります。マウスピースをくわえ、鼻を挟んで、大きく息を吸ったり吐いたりして検査しますが、患者さんの努力と協力がとても大切な検査です。


■エコー検査(超音波検査)
 人の耳には聞こえない高い周波数の音(超音波)を対象臓器に当て、その反射を画像化して、内部の状態を調べる検査です。放射線を使わないため妊婦の方でも検査でき、また動きをリアルタイムに観察できるのも特徴です。当院では、肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓・消化管・膀胱・子宮などに炎症や結石、腫瘍などの異常がないかを調べる腹部エコー検査、心臓の動きや弁の状態を調べる心エコー検査、首や足の血管の動脈硬化や血栓の有無を調べる血管エコー検査、乳腺・甲状腺・唾液腺・リンパ節などの異常を調べる表在エコー検査などを行っています。

 

その他の生理検査
 脳の活動電位を記録し脳の機能を調べる脳波検査、神経を刺激して手足のしびれの原因などを調べる神経伝導検査、動脈硬化や血管の硬さを調べる血圧脈波検査、耳の聞こえや鼓膜の動きを調べる聴力検査、睡眠中の呼吸状態を調べる睡眠時無呼吸検査、新生児の脳幹反応検査、また心臓カテーテル検査や治療時の心電図や脈波のモニタリングなども行っています。

                                             生理検査

<病理・細胞診検査>

 

■組織検査
病理・細胞診

 手術や内視鏡検査中に採取された臓器の一部(組織)を、臨床検査技師が固定・薄切・染色し、顕微鏡で観察できる標本を作製します。その標本を病理医が調べ、良性か悪性か、また悪性ならどのような種類かといった確定診断を行います。

 

■細胞診検査

  婦人科で採取された細胞や、尿、喀痰、腹水・胸水、また針を刺して採取した細胞などを染色して標本を作製し、細胞検査士の資格を有する技師が、顕微鏡を用いてがん細胞の有無などを調べます。また最終診断は病理医が行います。

 

 

細菌(微生物)検査

 

■術中迅速検査
 手術中にすぐに診断結果が必要な場合に行う組織・細胞診検査です。通常の検査とは違い、組織検査は組織を急速冷凍し、薄切標本を作製します。良・悪性の診断はもとより、切除範囲や術式の変更などを決める上でも極めて重要な検査です。

 

 

 ■細菌検査

  患者さんから採取された様々な材料(血液・膿・喀痰など)から、感染症の原因となる微生物を同定し、それに対する有効な抗生剤を調べます。まず検体を塗抹、染色し、顕微鏡で観察して、細菌の染色性を調べます。次に培地を用いて細菌を培養し、菌を特定します。そしてどの抗生剤が効くのかを調べる、薬剤感受性検査を行い、感染症治療に役立つデータを臨床に提供しています。
 また、細菌検査室では、院内感染対策チームや抗菌薬適正使用支援チームの一員として、定期的に院内ラウンドを行ったり、他部署に向けて院内感染防止対策に必要なさまざまな情報を発信しています。 

 

輸血検査

 

■輸血検査
 患者さんに安全な輸血療法を行うために、血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験(クロスマッチ検査)等を行っています。また血液製剤の保管・管理や、同種血輸血の副作用を回避するために行う自己血輸血の製剤管理も行っています。また輸血療法委員会のメンバーとして、適正な輸血療法が行われるよう、委員会の検討事項を実施しています。

 

 

 

今後の抱負


 

 臨床検査は、診断の確定や治療方針の決定などに必要なデータを臨床に提供する、重要な役割を担っています。診療部門と連携しながら、より質の高い医療を患者さんに提供できるよう、新しい知識と技術の習得に努力していきます。

 

 

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