総合トップへ

放射線画像センター

ホーム  >  放射線画像センター

放射線画像センター

 

 

診療放射線技師長  小野 康行

 

放射線画像センターは、各診療科が求める高品質の医療画像を提供することを業務としています。

現在、X線撮影、マンモグラフィー、X線透視、CTMRIRI等の放射線診療業務を診療放射線技師7人で行っています。

 平成20年にMRI装置を、平成23年に64列マルチスライスCTを導入しました。これらの装置を導入することでより高画質な画像を得ることが可能となりました。また、平成24年にはCRRISの更新およびPACSの導入により診療の効率化が図られ、平成25年に更新された血管撮影システムは心臓カテーテル検査や腹部血管造影および治療に大きく貢献しています。

放射線画像センターは、患者さんが安心して撮影検査を受けていただけるように、今後も最新技術を積極的に吸収し、高品質な医療画像の提供を心がけます。

 

 

 ●血管造影システム

 

 装置名 :㈱島津製作所製 血管撮影システム Trinias C12

 

血管造影システム

 平成254月に当院では、最新鋭の島津製作所製血管撮影システムTrinias C12を導入致しました。本装置は、カテーテルと呼ばれる、細い管を手首・腕もしくは足の付け根の血管から挿入し、造影剤と呼ばれる薬剤を注入X線を使って血液の流れを詳細に検査するためのC型のアームを有する装置です。脳・心臓・肝臓・腎臓・手・足を含む全身血管の主に狭窄や腫瘍などを検査、治療します。当院では特に心臓に関する先進のカテーテル治療に取り組んでおり、安心して検査・カテーテル治療を受けて頂けます(図1、図2)

  

 本装置を導入することにより、

  ① X線検出器が従来のアナログタイプ(I.I.)からデジタルタイプ(FPD)になったため、検出能力が高くより少ないX線で検査、治療が行えます。

  ②最新のステント強調ソフトSCORE StentView(図3)を搭載することで、細く見えにくいステントをくっきりと描出し、治療計画時に予定していた場所により正確にステントを留置することが可能です。

  ③下肢検査用の撮影ソフトウェアSCORE RSMは、動きに強い血管撮影ソフトウェアで、撮影時に患者さんが動かれても、高精細な画像が得られます。

 当院では最新技術の導入により、安心して精度の高い検査および質の高い治療を受けていただけます。

図1 右冠動脈 図2 左冠動脈 図 3 StentView

  図1 右冠動脈             図2 左冠動脈             図3 StentView

 

 

●PACS

 

 装置名:富士フィルムメディカル社 SYNAPSE

 

放射線画像センターでは、従来の検査画像をフィルムレス化し、検査画像・レポートと診療情報を一元で管理し、院内のオーダーリングシステムへの配信を目的にPACS(医療用画像転送保管システム)を構築しました。

 PACSとは、X線画像やCTMRI検査の画像などの電子化された画像データをPACSサーバーに取り込み、各診療科の診察室や病棟に設置された高精細モニターに画像を配信するシステムのことです。このシステム導入により、

 ・検査後速やかに画像配信されますので、患者さんの待ち時間が短縮されます。

 ・過去検査との比較が容易となり、画像の加工、計測、解析が可能です。

  このことにより多くの有用な画像情報が得られます。

 ・複数の医師によって画像が共有され、診療の質が向上します。

 ・デジタル画像なので、フィルムと異なり画質の劣化、紛失がありません。

 ・オーダーリングシステムとの連携により取り違えの防止など医療の安全性が向上します。

 以上の新たな診療価値が加わることにより、患者さんのサービスや診断の質向上に大きく貢献します。当院では、今後も患者さんにとってわかりやすい、質の高い医療を提供できるよう努力してまいります。

PACS

 

 

●マルチスライスCT 

 

 装置名:フィリップス社 Brilliance CT64

CT写真

 CTとは、断層像を観察することにより、体内の臓器や病変の位置、状態を把握することが容易になります。また、取得した断層像をコンピュータで画像処理をすることにより、3D画像をはじめ、診断に必要な様々な種類の画像の作成が可能です。

今回導入された64列マルチスライスCT「Brilliance CT64」(フィリップス社製)は、従来のシングルCTに比べて最大64倍の高速撮影が可能です。痛みも無く10秒以下という短い時間で全身の検査が可能となりました。

 これにより、患者さんの息止め負担の低減、1mm以下の微細な病変、血管の観察が容易になりました。64列マルチスライスCTの登場によって、従来は複数の機器を使って行われていたスクリーニング検査、精密検査、確定検査の情報をCT検査で一度に取得できるようになり、従来これらの検査を個別に受けていた患者さんの負担軽減に寄与します。

また、 冠動脈の検査を約10秒の息止め時間で可能にした装置ですので、患者さんの負担を大幅に軽減することができます。また立体像(3次元画像)として撮影部を360度自由な方向から観察することが可能です。この最新型XCTを使用することにより、従来の画像診断装置では困難であった無症状の心血管の狭窄を早期に発見したり、カテーテル治療(細い管を体内に挿入し、その先端を風船状に膨らませて心血管の狭窄部分を広げたりする治療)のフォローアップ検査装置として期待されています

 当院では最新技術の導入により、安心して精度の高い検査を受けていただけます。X線を患者さんに照射し照射部位の断層像(人体を輪切りにした画像)を取得する装置です。

写真

 

 

●MRI

 

 装置名:東芝メディカル社 EXCELART Vantage? Powered by Atlas

MRI 

 MRI検査というと、「トンネルが狭い。検査時間が長い。検査音がうるさい。」などのイメージが強いのではないでしょうか?

 また、患者さんによっては造影剤に対する不安もあるかもしれません。

当病院に導入したMRI装置は、従来の装置と比べて、開放的な構造になっており、静かな検査を可能とする静音化技術と、造影剤を適用できない方や、繰り返し検査を安全に行える「非造影MRA(造影剤を使わないMRIによる血管撮影)」を可能とする技術の両立を世界でいち早く達成しています。

また、MRIシステムにマルチチャンネルRFコイルを組み合わせることで高画質と時間短縮という相反する要求に応えて、さまざまな部位のMRI検査を効率よく進めることができるようになりました。

検査内容としましても、脳梗塞の早期発見に貢献するDiffusion撮像や、肝臓や乳腺などの疾患の鑑別診断に有用な、各ダイナミックMRI検査。各部位の非造影MRA検査など、新しく対応可能になった検査が増えています 

 

 ホーム