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指導医からのメッセージ

最終更新日 [2018年1月1日]  

 

 指導医からのメッセージ


 

循環器内科     消化器内科     腎臓内科     糖尿病内分泌内科

 

緩和ケア内科     外科     整形外科     産婦人科     小児科    眼科   皮膚科

 

形成外科     泌尿器科    救急科    麻酔科   

 

 

【循環器内科】

 田川市立病院の循環器内科は、現在2人の常勤医師と数人の非常勤医師で診断・治療を行っています。平成24年7月に急性心筋梗塞ホットラインを開始し、平成25年3月に最新の心カテ用アンギオ装置へ更新しました。

 また、田川市郡の医療機関訪問や市民向けの講演会などを行うことで、心臓カテーテル検査希望の紹介患者を含め受診者が大幅に増加しました。

 平成28年度の実績は、心臓カテーテル検査総数1,154件、PCI治療382件、永久ペースメーカー移植術(本体交換術を含む)33件です。非侵襲検査としては、1か月に心エコー検査150~200件、トレッドミル運動負荷心電図検査30件前後などを行っています。

 医師が少ない状況において、1~2年次の研修医にも積極的に検査・治療に参加してもらいますので、短期間で各種の穿刺技術や急患対応能力(心不全、急性心筋梗塞、各種の不整脈など)を身につけることが可能です。

 

 ※緊急の事情により、急性心筋梗塞ホットラインを平成29年12月21日から、一時的に停止しています。

 

循環器内科

 

【消化器内科】

 田川市立病院は、田川市にある主要病院の一つであり、地域に密着した医療を提供しています。常勤の消化器内科医は現在4人であり、年間約3,000例の内視鏡検査を行っています。

 上部消化管疾患では、胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、H.pylori胃炎、食道癌や胃癌の診断と治療を行っています。下部消化管疾患では、主に大腸ポリープ、大腸癌の診断や治療を行っています。総胆管結石などの肝胆道系疾患に関しても、内視鏡的逆行性膵胆管造影での診断、治療にも取り組んでいます。また、近年患者数の増加が著しい潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の早期診断と治療も積極的に行っており、消化器全般の知識を深められる環境にあります。

夜間の救急当直では、感冒や肺炎、嘔吐下痢症などの一般的な疾患から、消化管出血、腸閉塞、心筋梗塞、解離性大動脈などの救急疾患に遭遇します。幅広く内科の知識を学べる環境にあり、日々の診療が今後の力になると思います。当院の臨床研修に来て共に働き、そして共に学びましょう。

消化器内科

 

 

【腎臓内科】

 当科は医師3人体制で診療に当たっています。当院は、田川市郡で唯一、腎臓病内科のある基幹病院であり、腎炎から腎不全、透析導入及び導入後の管理に至るまで幅広く腎疾患を学ぶことができます。

検尿異常が持続する場合は、腎生検にて診断を行い、治療方針を決定します。保存期腎不全に対しては、栄養指導をはじめ、血圧、貧血、脂質などのリスク管理を行います。末期腎不全となった場合は、療法選択を行い、血液透析では内シャント造設術、腹膜透析ではカテーテル挿入術を行います。シャントトラブルやカテーテル感染など、透析患者特有の合併症についても経験することができます。

腎臓内科

主な研修内容

・急性腎不全の診断及び治療

・電解質異常の診断及び治療

・腎生検の手技及び診断

・保存期腎不全の治療

・透析療法

・内シャント作成術

・シャントPTA

・腹膜透析カテーテル留置術

 

【糖尿病内分泌内科】

 

 糖尿病患者さんは疑い症例まで含めると2,000万人を超えると推定されています。

 当科は1人の常勤医師と4人の非常勤医師で外来・入院診療を行っています。

 田川市郡の中核病院として様々な医療機関と連携を図っており、糖尿病関連疾患の当科入院は毎年約100症例を数えます。

 当院通院中の患者さんだけでなく、地域の診療所、病院からご紹介いただいた患者さんの教育入院を行っています。さらに急性合併症であるケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群の緊急入院や周術期の血糖管理なども担当しています。

 このように糖尿病診療に関して急性期から慢性期まで幅広い診療を行うことで、病態の把握や診断のみならず、他院や他科、コメディカルとの連携について経験し学ぶことができます。

 

【緩和ケア内科】 

 当院では終末期癌患者の緩和ケアを行っています。将来的には緩和ケア病棟を作る予定ですが、現在のところ一般病棟にて癌に伴う疼痛、呼吸困難などのさまざまなつらい症状に対する緩和ケアを行っています。症例に関しては当院他科からの緩和ケア依頼や飯塚病院、九州がんセンター、九州大学病院などからの紹介があります。

 患者さんが在宅での緩和ケアを希望されることもありその場合は当院地域医療室と連携して訪問診療を行っています。当院での研修を希望される先生がおられましたら研修期間中一例でもいいので、ぜひ、一緒に緩和ケアや在宅医療を勉強しましょう。

 

【外科】

 外科は5人体制で診療を行っています。待機手術は火・木・金曜日で、週45例程度の手術を施行しています。二次救急指定病院の当院では、待機手術に加えて消化管穿孔、腸閉塞、ヘルニア陥頓などの緊急手術も行っています。

 福岡県内の地方にある地域中核病院であり、がん医療の均てん化を促進する役割を担い、消化管癌、肝胆膵癌、乳癌などの手術療法や化学療法へ積極的に取り組んでいます。また、胆嚢結石症、鼠径ヘルニア、急性虫垂炎などの良性疾患では緊急手術を含めその殆どを、悪性疾患においても半数以上を鏡視下の手術で行っています。呼吸器疾患においても胸腔鏡手術を採用しています。

基本的な手術手技はもちろんのこと、術前・術後の管理、再発癌に対する手術や化学療法の知識、基礎疾患に関連した各内科系診療科へのコンサルト、緩和ケア内科や在宅医療へのかかわりなど幅広い経験が可能です。このような豊富な経験が一度に可能であるのも、研修医が集中する大都市圏の大病院との違いと言えるかもしれません。研修医の諸君へ当院での外科研修をお勧めします。

 

 

【整形外科】

  田川市立病院整形外科は、4人の常勤医と張名誉副院長を中心に診療を行っています。

手術は大腿骨近位部骨折などの高齢者の骨折手術、変形性関節症に対する人工関節手術、手根管症候群や腱鞘炎などの手外科手術、肩・膝の鏡視下手術などを行っており、平成28年度は562例の手術を実施しています。

当院臨床研修においては、外傷の初期治療や外来診療で多く遭遇する腰痛や膝、肩関節痛などの診察ポイントをマンツーマンで指導し、研修期間の中で数多くの手術に参加していただき創傷処置や縫合、骨折観血的手術などを実際に体験していただきたいと考えています。研修していただける先生方の希望も重視しながら一人ひとりに応じた内容で整形外科研修を実施していきたいと考えています。

少しでも多くの研修医の先生に当院研修を考慮していただければうれしく思います。

 

整形外科

【産婦人科】

 現在3の産婦人科専門医と1人の産婦人科専攻医で研修医の指導に当たっています。従って、当科における臨床研修はマンツーマンで実施可能であり、研修環境としては非常に良いと自負しています。診療内容の特徴としては、当院が田川の地域医療を支えていることから、産科は正常分娩を中心に中等度のハイリスク分娩を取り扱い、年間分娩数は約350例です。婦人科は、癌検診、帯下異常、月経異常、腹痛等の初期疾患から、子宮筋腫・卵巣腫瘍・子宮脱等の良性疾患、子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌等の悪性疾患まで幅広く対応しており、産婦人科全般にわたる症例を経験できる病院です。

手術は主に、月・水・金曜日に実施しています。産科は帝王切開術が年間60例(選択的帝王切開術、緊急帝王切開術含む)、子宮頸管縫縮術、流産手術等も実施しています。婦人科は、子宮悪性腫瘍手術、卵巣悪性腫瘍手術、再発悪性腫瘍摘出術、腹式単純子宮全摘出術、子宮付属器摘出術、腟式子宮全摘出術、子宮頸部レーザー蒸散術等を行っています。最近では腹腔鏡下手術も積極的に行っており、子宮筋腫、子宮腺筋症、良性の卵巣腫瘍は症例毎に適応を考慮しながら全腹腔鏡下子宮全摘出術(TLH)、腹腔鏡下子宮筋腫核出術(LM)、腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術等を積極的に行っています。

当院での研修は、初期は見学期間を設けていますが、その後は研修医の能力に合わせて、外来診療担当や主治医担当をお願いしています。

 研修を実りあるものにできるかどうかは、当院で研修を受けられる先生にかかっています。やる気のある研修医の先生は、当科での臨床研修をお勧めします。

 

婦人科

【小児科】

 田川市立病院の小児科は3人の小児科医(日本小児科学会専門医)が勤務しています。田川市郡の子どもの疾患を幅広く受け入れ、1年間の新入院患者数は平成28年度456人でした。経験できる疾患分野は感染症・新生児・神経・循環器・血液・免疫・腎臓・アレルギー等で小児疾患のほとんどを経験できます。

午前中はプライマリーケア症例を通して小児科医の基礎臨床力(子どもとの接し方、楽しい外来作り、信頼関係を築くコミュニケーション)を学ぶ機会に接することが出来ます。

午後は専門外来(循環器、神経、腎臓、血液・免疫)での専門分野の臨床を専門医と共に学ぶことが出来ます。水曜日は九州大学医学部小児科教授の外来診療と最新の小児科研究の世界について指導を受ける機会があります。

朝と夕方には全入院症例のカンファレンスを開催しており、検査データの解釈やレントゲン写真の読影など千本ノックの様に日々トレーニングを受けますので1か月後には小児科医としての臨床能力向上に我ながら驚くことでしょう。

 病気で入院してくる子どもたちのためにチームで頑張ると数日後の退院の時にとても輝く笑顔の子ども達とご家族に会うことができます。若くて元気な研修医の先生と一緒にたくさんの「子どもの笑顔」に出会いたいと思います。

 みなさんと一緒に働くことを楽しみにしています。

小児科


 

【眼科】

 外界からの情報の約8割は、視覚から得ています。quality of lifeの向上に必要なquality of visionの改善と維持が、眼科の役割です。

 当院眼科は、常勤医師と九州大学眼科の非常勤医師で外来診療と手術を担当しています。

 麦粒腫、霰粒腫、感染性結膜炎、アレルギー性結膜炎、ドライアイ、角膜感染症、白内障、緑内障、ブドウ膜炎、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜剥離、加齢黄斑変性症などの一般的な眼疾患の外来診療と手術研修を受けることができます。特に、高血圧、糖尿病、膠原病などの疾患に合併する眼疾患は、当該科と密に連携していますので、より深い研修ができます。また、模擬眼で白内障手術を執刀することも可能です。

 研修中に眼科の診療法を理解し、基本的な治療法と手術手技の習得を共に目指しましょう!

 

 

【皮膚科】

 皮膚科学は皮膚症状の治療だけでなく、皮膚病変から内科疾患の存在を推察し、検査、診断、治療なども行っていく分野です。そのため、内科的知識や生検、手術などの外科的技術など幅広い知識と技術を必要とする分野です。

 当院では、アレルギー疾患では、パッチテストなどの検査を、難治性皮膚疾患に関しては紫外線療法などを行っています。

 

【形成外科】

 形成外科がどういう疾患を診るのか、あまりご存知でない先生も多いと思います。例えば、手や顔面の骨折を含めた外傷の診断や簡単な治療、熱傷の診断や保存的治療、様々な原因の傷の診断や保存的治療・簡単な外科的治療、皮膚腫瘍や皮下腫瘍の診断や簡単な外科的治療を習得したい時には形成外科がお勧めです。また、縫合が上手になりたい時もぜひ形成外科で研修してください。その他、悪性腫瘍切除後の再建や顔面の骨切りによる形成、手足や顔面の先天異常なども形成外科が診る疾患です。

 

 形成外科

泌尿器科は、主に腎臓、尿管、膀胱、前立腺といった後腹膜臓器を対象とした専門診療科です。今後、日本における急激な高齢社会に向け泌尿器科疾患の増加は明らかで、益々泌尿器科医の必要性は高まることが予想されます。当院での研修では、泌尿器科の特性を理解して、幅広い分野に対応できるような基礎知識を身につけ、泌尿器科の基本手技を学び、患者への接遇などを習得することを目標としています。初期研修で泌尿器科を選択される方はほとんどいないようですが、他科でも泌尿器科に関する疾患を合併している患者さんは多く、当院で研修をされるようであれば気軽に声をかけてください。

 

【救急科】

田川市立病院救急科は、平成28年10月に立ち上がった新しい診療科です。田川地域に初めて赴任した救急専門医が、田川市郡における一次・二次救急を担当しています。救急科は救急疾患・外傷の初期診療を行い地域医療に貢献すると共に、当地域における救急医療の向上に努めています。当科として研修医のみなさんに提供できる研修は、①各科横断する様々な疾患の初期診療②ALSを踏まえた基本に忠実な心肺蘇生③JATECを踏まえた外傷初期診療④地域医療における地域に根差した救急医療の提供の現場経験⑤3カ月の救急科研修においては、1-2か月間の院外研修として、福岡大学病院救命救急センターで三次救急を研修できます。つまり、当院での一次/二次救急に加えて独立型三次救命救急センターでの三次救急を経験する事によって初期診療から高度な集中治療まで研修する事が可能です。

 

 

【麻酔科】

 田川市立病院麻酔科で研修をしようと思っておられる方へ

 見て、させてもらい、教えてもらう中、自分で調べることも大切です。当院では、手術・周術期管理と疼痛診療の研修ができ、全身・危機・疼痛管理の基本を学びます。

豊富な症例の中で、気道確保法(マスク、エアウェイ、ラリンジアルマスク、気管内挿管)、全身麻酔法(意識管理・意識をとる方法、筋緊張管理・不動化させる方法、疼痛管理・痛みをとる方法)、呼吸管理法(人口呼吸、補助呼吸・自発呼吸)・循環管理法(心肺脳循環・全身臓器循環)、局所麻酔法(神経ブロック)などを学びます。

術前外来では、短時間で全身状態のポイントを把握する方法を学びます。

疼痛外来では、痛みの診断・評価・対処の仕方(神経ブロック(透視下)、薬物併用療法他)、痛み(急性痛・慢性痛)から回復する忍耐と喜びを学びます。

 全身・危機・疼痛管理を通して、いのちの大切さと苦痛への全人的対応を学び、回復を共に喜ぶ経験をしていただければと思います。

 



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